カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

朝井麻由美「『ぼっち』の歩き方」

朝井麻由美の「『ぼっち』の歩き方 魅惑のデートスポット編」を読んでみた。

朝井麻由美の云う「ぼっち」は随分と肯定的な「ぼっち」だ。
通常は「ぼっち」と云うと、否定的な雰囲気が漂う物だが、
彼女の云うところの「ぼっち」は、友達が居ない可哀相な感じでは無くて
むしろ1人の方が気楽で良いと云う肯定的な雰囲気だ。
そんな朝井が(ちなみに泉麻人の娘さんだそうで)、
数々のぼっちには敷居の高いスポットにあえて挑んだ偉大な記録集である。
ひとりでバーベキュー
ひとりでペアリング作り
ひとりでボーリング
ひとりでスイカ割り
ひとりでラブホテル
etc.
全部で18か所をひとりで訪ねたルポなんですけど、少しこじらせた感じが大変ヨロシイ。
ぜひ、続編を読みたいと思う。

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髙橋大輔「命を救った道具たち」

髙橋大輔の「命を救った道具たち」を読んでみた。

髙橋大輔(「たか」は梯子の髙)は探検家・作家で、
ロビンソン・クルーソーのモデルとなった人物の、実際の住居跡なんかを発見したりした人。
実際に当人が愛用している、探検旅行に持っていく道具などの中から
45点を紹介したエッセイ。
サハラ砂漠で野犬に襲われたときに役だったミニマグライト。
銀座にある梅林と云う店の箸袋(コレはお守りと云うか縁起担ぎの品)。
国際航空遭難信号を発するブライトリングの腕時計(幸いなことに信号を発した事はない)。
などの品々が紹介される。
僕はアウトドアとか大の苦手なんで、こう云った物を使う機会はないと思うんだけど、
どれもこれもが魅力的な品に写る。

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サンキュータツオ「ヘンな論文」

サンキュータツオの「ヘンな論文」を読んでみた。
サンキュータツオは漫才コンビ「米粒写経」のツッコミ担当らしいが、
残念ながら米粒写経をTV等で、まだ見たことがない。
何だっけかな、たぶんTBSラジオに本人が出演していて、その時も「ヘンな論文」の話をしていたんだと思う。
まさか本にまでなっているとは知らなかったが、見かけたので早速読んでみた。
13本の”真面目”な論文が取り上げられている。
論文の執筆者は、真面目かつ学究的に論文を書いているんですが、
一般人の目からすると「?」と云うですね、そんな珍なる論文たち。
たとえば「あくびの研究」とか「コーヒーカップの音の変化」とか
「しりとりはどこまで続くか」とかですね、これだけだと何の研究なのか、
何のための研究なのか訳が分からない、そんな研究論文を俎上にあげる。そんな本なんですね。
まぁ、私もですね「世の中にはとんだ暇人がいるもんだな、そんな研究して何の意味があるだよ」とですね
笑わしてもらうつもりで、この本を手にとった訳です。
でもでも、この本を読むと、マジで目から鱗が落ちます。刮目して読むべし。
軽く笑わされつつも、論文とはどうあるべきなのか、研究とはどうあるべきなのか、
考えさせられました。
特に最終章の「湯たんぽ」。
この話は、ホントにみんなに読んでほしい。
作者のサンキュータツオ氏は、芸人でありながら一橋大学の非常勤講師だったりして、
自分自身も研究者なんですね。だから、単純に論文を紹介するにとどまらず、
論文とはこういう物だ、実験とはこういう目的で行う物なんだとですね、
高飛車にではなくて、解り易くまとめている。大変為になる本でしたよ。

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安西水丸「ちいさな城下町」

昨年亡くなったイラストレーター安西水丸さんの「ちいさな城下町」を読んでみた。
タイトルの通り、城好き・・・と云うか城下町が好きなのかな、全国の城下町を訪ねたエッセイ集。
スノードームのコレクターなのは知っていたが、城も好きだったんだなぁ。なんかイメージと違う。
城好きの人には有名なのかもしれないが、自分には初耳の城ばかり。
ホントに城とか歴史好きなんだなぁ。
なにしろ、本文1ページ目に「城址の楽しみにはいろいろあるが、その一番は縄張り(設計)だ。
多くの人は城址となると天守閣などに注目するが、あんなものは大工仕事といっていい」とのたまう。
当時の武将たちが、どんな意図で城の縄張りをしたのか、どんな歴史がそこに込められているのか。
建造物と云うよりも、その歴史に興味が行く訳ですね、きっと。なるほど。
そう云えば、栃木県壬生町の壬生城を訪ねた話も出てくる。
ラーメン二郎栃木街道店からほんの数百メートルの距離だ。
PC店で確認すると、栃木街道店の住所は壬生町本丸となっている。
ふ~む、次回訪問時に余裕があれば壬生城址を訪ねてみるのも一興かもしれない。

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木田元「哲学散歩」

昨年亡くなられた哲学者木田元のエッセイ集。
雑誌文学界の連載されたものを中心にまとめられていて
一応古代ギリシャから近代までの哲学をなんとな~く散歩した感じのエッセイ。
なかなか興しろいが、こういう本を読むと自分が如何に不勉強か思い知らされる思いだ。

ハイデッガーってそこまで嫌な奴なんだ・・・・。

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