カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

秋吉理香子「自殺予定日」

秋吉理香子の「自殺予定日」を読んでみた。

主人公瑠璃は高校一年生。
父は有名シェフ。その父を支えた元パティシエールの母。
母が突然病死した悲しみの中、父と娘は仲良く支え合っていたのだが、
父のアシスタントととして若い女性れい子が現れる。
やがて父とれい子が再婚し、疎外感を味わう瑠璃。
ところが、こんどは父までもが心筋梗塞で急死。
継母であるれい子と二人残された瑠璃は、父がれい子に毒殺されたのだと確信するが、
物証もなく、警察には相手にされない。
瑠璃は自殺して遺書を使って、れい子を告発する事を考えつく。
自殺の名所とされる森で首を括り、首尾よく死んだと思った瑠璃の前に、
幽霊である青年、裕章が現れる。残念ながら自殺は失敗。
瑠璃は裕章に説得され、れい子を告発する証拠を探すことに。
ただし期限は1週間。
証拠を見つけられなければ、1週間後の大安の日が、瑠璃の自殺予定日。

まあ面白かったけど、随分とユルユルな話だなぁ・・・。
風水と絡めたのも成功なのか失敗なのか、僕には無用な気がしますが。


関係ないですが、「ブラムBLAME!」をまたしても観てきました。
2回目ですけど、前回見逃していた細かいところとかも色々とチェック。
今回は立川シネマシティまでは行けなかったんですけどね、
映像の凄さにも改めて感心。
エンドロールがウルトラマン・ウルトラセブンぽかったなと思いました。
BDいつ出るのかな・・・。

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住野よる「よるのばけもの」

住野よるの「よるのばけもの」を読んでみた。

主人公の安達(通称あっちー)君は中学三年生。
何故かは解らないが、夜になると六つの足と、八つの目玉を持つばけものに変身する。
大きさも自由自在。高速移動も可能。
ある日の事、宿題を教室に忘れてしまい、夜の学校へ忍び込んでみることに。
誰もいないはずの夜の学校で出会ったのは、いじめられているクラスメイトの矢野さん。
彼女をイジメルことで、クラスはある種の一体感を持ち、
むしろ学校の中でも良いクラスと目されている。この微妙なズレた感覚。
学校で「夜休み」を過ごしているとのたまう矢野さんと、ばけものであるあっちー君のかみ合わない会話。
クラス内でのポジションを死守すべく振る舞う中学生達は悲しくも恐ろしい。そして残酷だ。
やがて、夜に怪獣を学校で見たという噂が立ち始め、
あっちー君は矢野さんの為(?)に「夜休み」の時間を守ろうとするんですけど・・・。

「君の膵臓が食べたい」「また同じ夢を見ていた」に続く住野よるの3作目。
う~ん、結構コワイ話だったかな。
やっぱ人間の集団て怖いよね。

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京極夏彦「虚実妖怪百物語 序」

京極夏彦の「虚実妖怪百物語 序」を読んでみた。
“虚実”は“うそまこと”と読ませる。

水木しげる、荒俣宏、平山夢明、作者である京極夏彦自身などなど、実名で実在の人物が登場。
更に、朧車とか一つ目小僧とかの妖怪も登場。
殺人事件なんかも起きたりして、2巻目(全3巻みたいです)以降では、日本全体が危機に陥るらしいんですけど。
とりあえず、1巻目の「序」だけ読んで挫折しました。

雑誌「怪」に連載されたものでして、「怪」の読者には楽屋落ち的にも面白いのかな。
正直僕はあまり・・・って感じでした。
京極夏彦ですからね~、面白いっちゃぁ面白いんですけど、なんかどうも僕には合わなかったな。
マスコミ批評的な部分には多いに肯く個所もあったけれど。

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松岡圭祐「探偵の探偵」

松岡圭祐の「探偵の探偵」を読んでみた。
なんとなくタイトルが面白そうだったんで手に取ったんですけど、
北川景子主演でドラマになってるんですね。ふ~ん。

で、読んでみたんですけどね。どうなんすかね。
主人公の紗崎玲奈は、妹が凄惨な事件に巻き込まれ(それだけが理由では無いにしろ)
家族が崩壊した事もあって、その原因・・・とは云わないまでも遠因とは云えそうな、
犯人に情報を売っていたと思われる探偵を(探偵と云う職業も含めて)恨み、
この世から探偵を駆逐したい。
そのために須磨の経営する探偵学校に入学する玲奈。
反抗的だが能力の高い玲奈を須崎は高く評価し、
卒業後に玲奈を、やはり自身の経営する探偵社に雇い入れる。
探偵社の中で、玲奈ひとりだけの部署「対探偵課」を創設する。
要するに悪徳探偵社を相手に戦う部署な訳です。
でもって、まぁ若くて美人で陰のある玲奈が、悪徳探偵相手に大立ち回りですわ。
大立ち回りって言葉が合うでしょうねぇ。
う~ん・・・面白いですかね、コレ。
リアリティは無いし、文章も時々アレ?って感じだし・・・。
まあ、最後までは読めました。

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朝井麻由美「『ぼっち』の歩き方」

朝井麻由美の「『ぼっち』の歩き方 魅惑のデートスポット編」を読んでみた。

朝井麻由美の云う「ぼっち」は随分と肯定的な「ぼっち」だ。
通常は「ぼっち」と云うと、否定的な雰囲気が漂う物だが、
彼女の云うところの「ぼっち」は、友達が居ない可哀相な感じでは無くて
むしろ1人の方が気楽で良いと云う肯定的な雰囲気だ。
そんな朝井が(ちなみに泉麻人の娘さんだそうで)、
数々のぼっちには敷居の高いスポットにあえて挑んだ偉大な記録集である。
ひとりでバーベキュー
ひとりでペアリング作り
ひとりでボーリング
ひとりでスイカ割り
ひとりでラブホテル
etc.
全部で18か所をひとりで訪ねたルポなんですけど、少しこじらせた感じが大変ヨロシイ。
ぜひ、続編を読みたいと思う。

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