カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

畠中恵著「おまけのこ」

ハイ、本日も「しゃばけ」シリーズでございます。
えーっと4作目になるのかな。

“こわい”“畳紙”“動く影”“ありんすこく”“おまけのこ”の5編が入っております。
巻を増すごとに、だんだんと「若旦那と妖が事件解決」のパターンに
ひねりが加えられるようになってきていますね。


“こわい”は嫌われ者の妖「狐者異」が天狗から貰った職人の腕前を上げると云う
薬をめぐっての事件。狐者異だって寂しいんだよね。

“畳紙”は以前にも登場した厚塗りの化粧で評判のお雛さんと、屏風のぞきのお話。
果たして厚化粧は薄化粧に為れるのか!?若旦那たちは今回は脇役ですね。

“動く影”は若旦那が五つの頃の思い出話。まだ妖である手代二人も居ない頃の話ですね。
若旦那が一人で(というか子どもたちで)妖に挑みます。

“ありんすこく”若旦那がなんと吉原の禿(かむろ)を足抜けさせて一緒に逃げると言い出して・・・。
病弱の若旦那がいつの間に遊里に通うようになったのか!?と思ったら、ナルホドと云う訳が。
「ありんすこく」とは吉原のことですね。って吉原も落語好きでもなければ通じないかな。

“おまけのこ”の主役は鳴家(やなり)ですね。若旦那の座敷に群れで棲んでいるようですが
今回は大冒険を繰り広げちゃいます。ウチにも一匹ぐらい欲しいです。

一応、五話で250ページあるんですけど、軽くてのんびりとした雰囲気なので、
一日で一冊読めちゃいますね。疲れたときには、ホッとするシリーズです。

ちなみに、今はコーマック・マッカーシーの「ザ・ロード」(再読)とか
村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」(これは10回目くらいかな)とか
岸部四郎の「後ろ向き」(エッセイなのか愚痴なのか?)とか
三島由紀夫の「春の雪」(これも5回目くらいかなぁ、読むのは。ホントは「奔馬」が読みたかったんですけど、
たまには4部作を通して読んでみるかと思いまして)とか
「ボブ・ディラン全詩302編」(訳が気に入らないなぁ)とか
宇月原晴明「安徳天皇漂海記」とか
町田庚「パンク侍斬られて候」とかを読んでいます。

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