カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

野又穫 作品集「Poonts of View 視線の変遷」

新聞で野又さんの絵を拝見しまして、
図書館で借りてみました。

収録されている作品のほとんどは、実在しない建築物の絵。
何とも言えない不思議な雰囲気を持った、静かに佇む建物たち。
人物はおろか、動物すらも絵には登場しません。
建築物と、若干の植物。そして空。
地上からの視点で書かれていますから、メインで目に入るのは建物と、背景になる空。
静かで、それでいて強い風が吹いていそう。
風車らしい建物のほかにも、帆船をモチーフにしている絵も多いので
風を感じさせるのかもしれませんが
なぜか、平原を延々と歩いて旅してきて、
ごうごうと風の吹く丘の上から建物を見付けたような。
だまし絵では無いんでしょうけど、何か綺麗で、不思議で、ちょっと騙されているような建物たち。
バベルの塔なのかと思わせる物や、山中の寺院かと思わせる物、
温室風のドームなどなど、どれも訪ねてみたい気がする。
もし、尋ねる事が出来たならば、そこには人がいるのだろうか・・。ちょっと心配。

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