カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

久住昌之「野武士、西へ 二年間の散歩」

久住昌之の「野武士、西へ 二年間の散歩」を読んでみた。

久住さんは赤瀬川源平さんの弟子筋(美学校の生徒だった)にあたる方で
泉晴紀との合作で「泉昌之」としてガロなどで活躍。ガロで活躍ってビミョーな感じだけど(笑)
タモリ倶楽部の「東京トワイライトゾーン」に写真家の滝口淳助と共に出ていたりした。
東京トワイライトゾーンのコーナー復活して欲しいけど、これだけネットが発達すると
あの手のコーナーは無理かな。
最近は、「孤独のグルメ」の原作者として、ドラマのエンディングコーナーに自ら出演しているので
ご存知の方も良いでしょう。
この本はそんな久住さんが、ふと“俺は昔から近所を散歩するのが好きだ。
その足を大阪まで延ばせないものか”と思ってしまった事から始まる。
世の中は散歩ブームのようだが、ガイドブックやネットやテレビ番組でいろいろ情報を得て
わざわざ出掛けるようなのは散歩じゃない!そんなのは観光だ!
無意味に頭を使わずにそぞろ歩きをするのが散歩だ!
と、東京から大阪までの散歩を敢行する訳です。
とは云え、一気に歩くのは仕事もあるし無理。
なので、歩けるところまで歩いたら、とりあえず電車で家に帰る。
そんでもって、再び前回の到達地点まで電車で行って、続きを歩く。
その繰り返し。
だんだんと到達地点が東京から遠のき、新幹線で家まで帰って
後日再び新幹線でわざわざ前回の地点まで行って歩きはじめる。
このおバカな感覚が凄い。
結局大坂にゴールするまでに2年を要すると云う(笑)
道中、大した事件も起こらないし、観光地や名店も気にせず(と云うか下調べはしないので、気がつかない訳です)
通り過ぎるし・・・・。
途中、途方に暮れていたら見知らぬ青年に声を掛けられて、駅まで車に乗せてもらったり
突然の便意に抗えずNOGUSOしてしまったり。
いやぁ面白かった。

水曜どうでしょうのアノ無意味で無目的な旅が面白いのと相通じるものがあるんじゃないかと。

スポンサーサイト

PageTop