カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

ジェフリー・ディヴァー「007 白紙委任状」

ジェフリー・ディーヴァーの「007 白紙委任状」を読んでみた。

説明するまでもないが「007」シリーズは第2次世界大戦中、
英国海軍情報部に在籍していたこともある作者イアン・フレミングが、
自身の体験も交えて小説として創作した物。
映画版があまりにも有名な訳ですが、私もショーン・コネリーの007は結構好きだ。
ダニエル・クレイグの007も悪くない。
ところが原作の小説の方は、残念ながら読んだことがない。
イアン・フレミングが没した後も人気作ゆえ、何人かの作家によって007モノが書かれてきたんですが、
リンカーン・ライムシリーズで有名なジェフリー・ディーヴァーが「007 白紙委任状」を書いたとのことで
やはり読まずには(とはいえ発売は2011年だけどね)いられないでしょう。

数千人の被害が予想されイギリスの国益も損なうテロの情報を、メールの通信傍受で得た政府は
限られた時間の中でテロ組織を特定し、計画を阻止するために007ことジェームズ・ボンドを送り込むことに。
セルビア・ロンドン・ドバイと場所を移しながら展開されるボンドと敵の戦い。
足を引っ張る味方あり、強力な助っ人ありでボンドもなかなか大変だ。

ゴルゴ13ってここ20年くらい読んでいないんだけど、プロフィールに変更はないのかしら。
長期シリーズになると、どうしても主人公が年をとってしまう。
なので、プロフィールの変更を余儀なくされる訳ですよ007も。
その辺は致し方がない・・・と云うか、
どれだけ現代風な、それでいて007らしいプロフィールを作者が与えるか興味深かったり。
そういう意味では及第点かな。
ストーリー的にはちょっと物足りない感じがある。でも、007ってこんなもんかも知れない。
リンカーン・ライムシリーズに比べるとどんでん返しもさほど効果的には思えない。
一番の不満は、なんでも(なんでもって訳でもないけど)iPhone(にそっくりの特別製な訳だけど)
のアプリで問題解決なところ。
Q課の作る秘密兵器ってもっと無茶と云うか、荒唐無稽であって欲しいじゃないすか。
便利なアプリじゃなくて、とんでも秘密兵器であって欲しい。

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