カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

ミヒャエラ・フィーザー「西洋珍職業づくし -数奇な稼業の物語ー」

ミヒャエラ・フィーザーの「西洋珍職業づくし -数奇な稼業の物語ー」を読んでみた。
NHKラジオ「スッピン」で高橋源一郎が面白いと褒めてたんで、手にとった次第。
そう云えば今日のスッピンインタビューは幸田浩子さんだった。

著者のミヒャエラ・フィーザーはドイツ人。
巻末の著者紹介の文章を長いけれど一部引用する。
“ロンドンのSOASで日本学及び東洋美術史を学ぶ。修了後、奨学金を得て東北大学で日本美術史を専攻。
6年にわたり日本に滞在、国際メディアのジャーナリスト兼プロデューサーとして働く。
そのうち、九州の寺院で過ごした1年は決して忘れることが出来ない。
eintauchen(この語は仏教では如何なることをいうのだろうか。剃髪あるいは得度か。
因みにキリスト教では、全身を水に浸して行うバプティスト派の受洗)することを許され、 後略 ”
とあるんだけれど、この略歴も著者の書いたものを翻訳したと訳者あとがきにある。
気になって仕方がないんで、二点ほど指摘させてください。
SOASってなんですか?ウィキによるとロンドン大学東洋アフリカ研究学院ですって。
SOASって書かれて何のことか解りますか?僕は解らない。
ちゃんとロンドン大学東洋アフリカ研究学院と訳せばいいのに。
さらに引用文中のカッコ内の不思議な文章は何なんでしょう。
僕は無宗教な人間で、特に仏教にもキリスト教にも詳しいつもりはないけれど、
eintauchenをググると「浸漬」とでる。水に浸すことらしい。
と云うことはいわゆる洗礼のことなんだろうな。でもって、仏教でいえば「灌頂」のことじゃないかしらん。
何故にちゃんと調べるなり、作者に問い合わせるなりしないのかしら。とても不思議。蛇足でした。
でも、なにしろ著者自身がユニークなプロフィールをお持ちなのは解る。
さて、本の内容なんですが、現代では消えてなくなってしまった、移動貸しトイレ業から
野蜂飼いまで24の職業を紹介。特に「珍」と云う訳では無くて、今では見られなくなった職業ですね。
一つ一つの紹介が短すぎて不満があるが、それなりに面白い。
ただ、原文が悪いのか訳が悪いのか、ときどき「ん?」と思うところがある。
内容が面白いだけに、ちょっと残念。

スポンサーサイト

PageTop