カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

高野和明「幽霊人命救助隊」

高野和明の「幽霊人命救助隊」を読んでみた。
高野和明を読むのは初めてなんだけど、友人に薦められて読んでみた次第。

主人公の裕一は、気が付くと断崖絶壁をよじ登っていた。
東大を目指して浪人していた裕一が、なぜロッククライミングをしているのか。
一体いつから登り続けているのか裕一にも判らないが、
何とか頂上にたどり着くと、何故かそこには3人の先客が。
3人は「ここは天国だ」と云うが、にわかには信じられない裕一。
そこへ何故かスカイダイビングで着地した白髪の老人が「私は、神だ」とのたまう。
神さまいわく、ここは地上と天国の中間点であり、馬鹿な死に方をしたために4人は天国へ行けないのだ。
神が授けた命を、粗末に(つまり自殺)した4人に、償いをしろと神さまは云う。
地上に降りて、7週間で100人の自殺志願者を救うのがその償い。
失敗すれば、永遠に天国へ行けず、中間点でボーっと無為に過ごす羽目になる。
成功すれば、晴れて天国行き決定。
地上へ下りた4人組の悪戦苦闘が始まる。

ちょっとラノベっぽい感じの、いわゆる“イイハナシ”っす。
まあ、あまり深いことは考えずに素直に読むと結構面白い。
主人公の裕一が、人命救助(他人の自殺を思いとどまらせる)を続けるうちに
いろいろと命とか人生とかについて学んでいく訳ですよ。
自分が学生の頃に読んだら、たぶん途中で読むの止めてたなぁ・・・きっと。
最近歳取ったせいか、この手の良い話も読めるようになった気がする(笑)
成長なのか老化なのか疑問ではあるけれども。
あ、でも落語の「唐茄子屋政談」とか昔から好きだな、そう云えば。

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