カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

加納朋子「ささらさや」

加納朋子の「佐々良シリーズ」1冊めの「ささらさや」を読んでみた。

佐々良シリーズ3冊目の「はるひのの、はる」では成長したユウスケ君が主人公格だが、
本作ではまだ生まれたばかりの赤ちゃん。主人公はユウスケの母であるサヤさん。
とうに両親を亡くし、頼れるものは夫だけのサヤ。
夫婦仲睦ましく子宝にも恵まれたが、生まれたばかりのユウスケと新妻のサヤを残して
夫は交通事故で他界してしまう。
サヤは何事につけ頼りなく控えめな性格で、
義両親と義姉夫婦のしつこい要求(サヤの手元からユウスケを取り上げようとするのだ)から逃げるため
佐々良と云う町へ引っ越してくる。
佐々良には親しかった伯母が残してくれた家があるのだ。
初めて訪れる町で途方に暮れるサヤだったが、実は成仏していない夫の霊が見守っていて
ごくたまにだけれども、人の体に乗り移ってサヤを助けてくれる。
本作も連作短編になっていて、正直、最初の数作はサヤが周りに翻弄されるあまり
読んでいてちょっとツライ。
でも、佐々良での友達が出来始める辺りからグッと物語に引き込まれる。
なかなか良い作品でしたよ。
と云う事で2冊目の「てるてるあした」も読んでみよう。
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