カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

ベン・H・ウィンタース「地上最後の刑事」

ベン・H・ウィンタースの「地上最後の刑事」を読んでみた。

物語は3月20日から始まる。
ニューハンプシャー州コンコードのマクドナルドで一人の男が自殺した。
パレス刑事は現場で気になることを発見する。
自殺したと目される男は安物のしわくちゃのスーツ、左右揃っていないソックス。
なのに首を吊ったベルトはブランド物。しかも本人のベルトはちゃんと腰に締めてあるのに。
これは自殺に見せかけた殺人なのではないか?
一人捜査を開始するパレス。
そう。誰も協力してくれない。それどころかなぜ捜査するのか不審に思われる始末。
だって、10月3日に世界が滅ぶのに、誰が自殺か殺人か気にする?

直径6.5キロの小惑星が地球に衝突する。しかも半年後の10月3日に。
問題はどこに直撃するかだけ。
それだけの大きさだと、衝突地点に居なくても、と云うか地球のどこに居ても・・・・・。
なので人類全体が希望もやる気も何もかも失って無気力になっている世界。
しかし、パレス刑事は事件の捜査に取り掛かる。

人類滅亡はほぼ確定した世界で、モチベーションを保って事件を追う。
要するに主人公は変わり者な訳ですが、生真面目で正直な奴なんだろう。
ハードボイルドタッチで、全編暗めのトーンながら、最後にはそれなりに爽やかな(笑)結末。
主人公の妹に関するエピソードは正直イラっとさせられる。
削っても良いんじゃね?と思うが、三部作の一作目とのことなので、二作目以降で活きてくるかもしれない。
最後まで見届けたいので、早川書房は早く続きを出すようにお願いしますよ(笑)
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