カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

カート・ヴォネガット「国のない男」

カート・ヴォネガットの「国のない男」を読んでみた。

本作は、彼の遺作となったエッセイ集なんですが、
彼の小説がそうであったように、ちょっと変わったユーモアと皮肉、
人間に対する諦めと期待が入り混じったエッセイ。

いくつか引用してみよう。

“生きていてよかった、と思わせてくれるものが音楽のほかにもあります。
それは、今までに出会った聖人たちです。聖人はどこにでもいます。
私が聖人と呼んでいるのは、どんなに堕落した社会においても立派に振る舞う人々のことです”

“もしわたしが死んだら、墓碑銘はこう刻んでほしい。
  彼にとって、神が存在することの証明は音楽ひとつで十分であった”
ちなみにヴォネガットは確信的無神論者で有名。
(いずれも「国のない男」カート・ヴォネガット著、金原瑞人訳、NHK出版より引用)

何かテーマを決めたエッセイではなくて、ホントにとりとめもなくラフに書かれた感じが
ヴォネガットらしい気がした。


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