カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

パトリック・ネス「心のナイフ」

パトリック・ネスの混沌(カオス)の叫び1「心のナイフ」上・下を読んでみた。
いわゆるYA(ヤングアダルト)物のSF・・・かなぁ。やっぱファンタジーかなぁ。

地球ではないどこかの星。たぶん地球と思われる旧世界から宇宙船でたどり着いた新世界。
主人公のトッドはもうすぐ13歳になって大人の仲間入りをする。
トッドの住むプレンティスタウンには女性は一人もいない。
女性たちは、この世界の先住民スパクルと人間との戦争で、
スパクルが使用した細菌兵器で死んでしまった。
そして生き残った男たちは細菌兵器の影響で、ノイズに悩まされている。
頭で考えていることが全て音として廻りに鳴りひびく、それがノイズ。
誰も隠し事ができないし、他人のノイズを聞かされずには生きていけない。
馬も犬もその他の動物たちもノイズをまき散らす。
他の町や村は、スパクル達との戦争で死に絶え、残ったのはプレンティスタウンだけ。
早く大人の仲間入りをしたいトッドだったが、沼のそばで恐るべきものを見つけてしまう。
ノイズのない静寂だ。
その瞬間からトッドの逃避行は始まる。

YAものですが、オッサンの私が読んでも面白かった。
作中の大人の誰一人として、トッドの疑問には答えてくれないのが読んでいて歯がゆい。
トッドは疑問でいっぱいだ。そして逃避行中にも疑問は増える一方だ。
でも誰も答えてくれない。

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