カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

パトリック・ネス「人という怪物」

パトリック・ネスの混沌の叫び三部作の完結編である「人という怪物」上下を読んでみた。

前作「問う者、答える者」で心ならずも、敵と味方という立場に置かれてしまったトッドとヴァイオラの2人は
なんとか人間同士の戦いを止めようと躍起になる。
しかし、2人の間にも溝が生まれ、疑心暗鬼に陥る2人。
さらにヴァイオラにとって元の仲間である移住船から、先遣隊として2名が偵察船で降り立つ。
偵察亭の2名はヴァイオラにとっては旧知の間柄ではあるが、
思いもよらぬ惑星の状況に、2名ともが戸惑う。
傍観者になるべきか?どちらかに肩入れするべきか?
さらに第4の勢力として、この星の先住民スパクルたちが、
とうとう人間に対して戦争を開始。
誰が正しいのか、戦争を止めるにはどうしたらいいのか、トッドとヴァイオラは思い悩む。

読み応えがある最終巻。
スパクルのある人物の視点からも描かれ立体的になった物語は、
思わぬ展開を見せる。最後まで面白く読めた。
YAものなんだけど、大人の鑑賞にも耐える良作だと思う。

関連記事
スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する