カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

殊能将之「黒い仏」

殊能将之の「黒い仏」を読んでみた。
名探偵石動戯作は助手のアントニオと共に、依頼人と会う。
依頼人であるベンチャー企業の社長大生部が指定したのはなぜか深夜。
依頼内容は、9世紀に天台僧が唐から持ち帰ろうとした謎の秘宝。
その在り処が福岡県の安蘭寺と思われるが、石動に見つけ出して欲しいと云うのだ。
早速調査に向かう石動たちだが。
一方、福岡で発生した殺人事件。
被害者の身元も不明で、現場のアパートには住人である被害者の指紋すら残されていなかった。
現場に残されていたのは黒い数珠だけ。
天台宗の秘宝と殺人事件がどう絡んでくるのか。

多分ワザとであろう変なユーモアがところどころに散見されて、それが作者の意図通りなのか判らないけれども
軽いジャブ的に効いている。
結構面白く読んだんだけど、トリックの部分がですね、賛否両論なんだろうなぁと。
ルール違反なトリック(これをトリックと呼ぶのか判らないが)でも構わないんだけれども、
むしろ僕が気になると云うか不満なのは、物語投げっぱなしでおしまいってどうなのよ・・・と。
大風呂敷を広げておいてコレは無いよなぁ。
別にミステリーでも伝奇小説でもどっちでもなくても構わないんだけど、放り投げるのは勘弁してほしい。


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