カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

宮部みゆき「荒神」

宮部みゆきの「荒神」を読んでみた。

綱吉の治世元禄時代、陸奥の小藩である香山藩一万石は、
山を挟んで隣にある永津野藩とは因縁のある間柄。
両藩の間には戦国時代から色々とあったんですが江戸時代になり、
永津野が主藩で、香山が支藩の扱いになっている。
香山藩では山を開拓し、生薬を得ることを奨励していて、これが江戸でも評判に成るほど。
対して永津野藩は、戦国時代には小さいながらも金山があったが今では掘り尽くし、
香山藩のことを虎視眈々と狙っている。
そんなある日、香山藩のある村が怖ろしいものに襲われる。
なんとか逃げだしたのは蓑吉と云う少年一人だけ。
ところが蓑吉が救助されたのは永津野藩側にある村。
はたして香山藩と永津野藩の両藩は、この非常時にどう対処するのか・・・。
永津野藩の蓑吉が拾われた村には、藩主側近である曽谷弾正の妹である朱音が住んでいる。
弾正は一介の浪人から身を立て、現在では藩内でも御筆頭様と恐れられる存在だが、
そんな兄の強引なやり方に朱音は常々心を痛めていた。
弾正の産業振興策である養蚕にかこつけて城下から村に移ったのも、
兄弾正のもとを離れたかったからだ。
弾正と朱音の兄妹の過去に、何か秘密があるようなんですが・・・。

相変わらず宮部みゆきは面白い。
大映映画の名作「大魔神」の宮部版と云えなくもないような・・・、やっぱ違うか。
ちょっと悲しい結末なんですがおススメ。
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