カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

ジョエル・F・ハリントン「死刑執行人 残された日記と、その真相」

ジョエル・F・ハリントンの「死刑執行人 残された日記と、その真相」を読んでみた。

神聖ローマ帝国の帝国自由都市ニュルンベルグ死刑執行人であった
フランツ・シュミットの日記を元にしたノンフィクション。
フランツは、彼にとって初めて処刑を行った1573年から退職した1618年まで、
45年間にわたり400人近くを処刑し、さらに数百人に拷問・体罰を加えたが、
その間に日記をつけていた。
日記と云ってもほぼ処刑記録のようなもので、個人的な日記とはほど遠いものらしいが、
フランツ処刑人となった訳(誰もなりたがる人はいない職業ですから)、
処刑人として望んだもの(名誉の回復ですね)を含め考察したものが本書。
死刑執行人と云えば、日本でも江戸時代の山田浅右衛門が「首切り浅右衛門」と呼ばれたりして有名ですが
他にもフランスのサンソン家が有名。
実はサンソン家の4代目シャルル=アンリ・サンソンを主人公にしたマンガ「イノサン」を最近読んでいるので、
この本も読んでみた次第。
原文が悪いのであろうが、文章にまとまりがない感じでやや興ざめだが、
「イノサン」を読むための副読本としては最適かと。
如何に処刑人が忌み嫌われ、それでいて必要とされたか。
その辺を理解するにはよい資料では無いかと思う。

因みに「イノサン」自体は、安達正勝「死刑執行サンソン―国王ルイ十六世の首を刎ねた男」集英社新書を
元にしているが、こちらは新書ながら大変読みごたえがあるのでおススメ。
だいぶ以前に「死刑執行サンソン―国王ルイ十六世の首を刎ねた男」読んだんだけど、
ブログの記事にしてなかったかしらん。ブログ内検索しても出てこないな・・・。
「イノサン」についてはいずれ書くと思います。
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