カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

フェルディナント・フォン・シーラッハ「罪悪」

フェルディナント・フォン・シーラッハの「罪悪」を読んでみた。
数年前にヒットしたので、ミステリー好きならばほとんどの人が読んだことがあるのではないか。
それを今頃読むと(笑)
シーラッハはドイツでは有名な刑事事件弁護士だそうで、自分の扱った事件を元にして(もちろん人名や地名は変えて)
小説を執筆。2009年に「犯罪」でデビュー。
本書「罪悪」は2冊目の作品である。
15編の作品と云うか事件が収められた本作であるが、
なんと云うか、読み終わった後、気分がモヤモヤとする。
「面白い」と云うよりは「興しろい」系なんですが、そっけない文体で淡々と事件のあらましを語り、
ストンと終わる。文学性を排除した感じが、なんか物珍しく感じる。
え~っと、読んでいて柳田國男の「遠野物語」とか、マンガだけど杉浦日向子の「百物語」なんかを思い出した。
内容は似ても似つかないんだけど、ナンカその、突き放した雰囲気がね。
最終話の「秘密」のオチ(オチと云って好いのか判然としないけれども)が個人的にはブラックで気に入った。
「犯罪」も続けて読んでみようっと。
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