カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

高野和明「13階段」

高野和明の「13階段」を読んでみた。
江戸川乱歩賞受賞作(2001年)で、映画化もされて、当時話題になったのを覚えている。
でも読むのは初めて。映画も観てないし。

傷害致死で2年間服役し、仮釈放で松山刑務所から東京へ戻ってきた純一は
自分の事件の為に、家族がどんなに困窮しているかを思い知らされる。
そんな純一の許へ、松山刑務所の刑務官南郷が訪れる。
南郷は、10年前に千葉県中湊郡で起きた殺人事件の犯人とされる死刑囚樹原の冤罪を晴らす為に
純一に一緒の調査をして欲しいと云うのだ。
樹原はバイクの事故を起こして倒れているところを偶然発見され、
その事故がもとで殺人事件が発覚。状況から犯人とされた。
がしかし、樹原本人はバイク事故の前後の記憶を失っており(!)、自分が犯人かどうか
本人も判らないと云う奇妙な状況。
ある篤志家が、樹原の無罪を証明して欲しいと調査を依頼してきたらしいのだが
なぜ刑務官(退職するんだけど)が、元服役囚とコンビを組むことになるのか?
さらに、純一は殺人事件のあった中湊郡に過去に因縁があり、
ストーリーが進むと、これが効いてくる。

これがデビュー作とは思えない完成度で、江戸川乱歩賞受賞は伊達じゃないと感心。
読んでいて宮部みゆきを思い浮かべましたね。

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