カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

マルコ・クロウス「宇宙兵志願」

マルコ・クロウスの「宇宙兵志願」を読んでみた。
作者クロウスが専業主夫のかたわら執筆をつづけ、
本書を電子自費出版、そしてベストセラーとなった。
努力した甲斐もあると云うイイ話だ。うんうん。

さて、2108年のアメリカが舞台。と云っても
第3次世界大戦があったりなんだリで世界は再編されていて
2大国である北アメリカ連邦と中国ロシア同盟が冷戦状態。
科学はだいぶ進歩しているようで、数十光年の範囲とは云え
太陽系外の星系にコロニーを建設している。
地球環境は悪化しているみたい(あまり詳しく描写されないのでよく判らないが)で
主人公アンドリューは、スラムと同義になっている公共住宅団地から抜け出そうと軍に志願。
倍率10倍の一次審査を通り入隊し、脱落率50%の基礎訓練を突破すれば
正式に各軍に配属されるわけだが、アンドリューが望むのは海軍。
軍は新兵たちの人気順に、
海軍(と云っても要するに宇宙戦艦な世界観なので、要するに宇宙海軍ですかね)
海兵隊(コロニー惑星に駐屯したり)
陸軍(地球での地味な勤務で、なおかつ実は危険度が高いので人気は最低)と3軍体制。
残念ながらアンドリュー君は陸軍へ配属。ガックシ。
しかも基礎訓練中に出来た彼女は海軍にパイロットとして配属。
立場的にも(パイロットは士官だからね)、物理的にも遠距離恋愛と難儀な軍務スタート。
ところが・・・。

まぁ良くあるお話で、真新しさには欠ける。
作者本人もハインラインの「宇宙の戦士」とホールドマンの「終わりなき戦い」に影響受けたと云っているらしいし。
ちなみにどちらも名作と名高いが、俺読んでないなぁ。
さらに映画「ブラックホーク・ダウン」の影響が大でして、う~ん。
なんと云うか、ツッコミどころは多いんだけどエンタメ性が高くて、ちょっとラノベっぽいって云うんですかね。
SF的にも弱いと云うか甘いと云うか、
僕は結構面白く読んだんですけど、続編が既にアメリカでは出ているそうでして
ちゃんと世界観を補強するような作品になっていると良いなと思う次第であります。
本作の後半に出てくる敵の正体もちゃんと描いて欲しい気がするし。

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