カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

村上春樹「ラオスにいったい何があるというんですか?」

村上春樹の「ラオスにいったい何があるというんですか?」を読んでみた。

村上春樹の紀行文といえば「雨天・炎天」とか「遠い太鼓」なんかがあった訳だが、
こちらも久々の紀行文集で、ボストン、アイスランド、ポートランド(オレゴン州とメイン州)
ギリシャのミコノス島とスペッツェス島、ニュー・ヨーク、フィンランド、
ラオス、トスカナ(もちろんイタリアだ)、そして熊本。
意外と普通の人が称揚しないような場所に行くよね。でもそれが面白いんだけどね。
ミコノスなんかは「ノルウェイの森」の執筆時に住んでいた場所だったりして、
作者にとって、そして僕にとっても感慨の深い場所だ。
もちろん僕はギリシャなんか行ったことないんだけど、
日本の恋愛小説のナンバー1は戦前だと漱石の「それから」、
戦後だと春樹の「ノルウェイの森」だと思っているのでね。
それはさて置き、ニュー・ヨークのヴィレッジ・ヴァンガードの話とか良いなぁと思うんですが、
全体を通して読むと、ヨーロッパを訪れたときの文章の方が活き活きしている気がする。
村上春樹=アメリカ文学と云うイメージが強いんだけど、どちらかと云うとヨーロッパ向きの人なのかもしれない。

割と軽くてさらっと読める本でした。おススメ。
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