カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

サイモン・ベケット「出口のない農場」

サイモン・ベケットの「出口のない農場」を読んでみた。
ベケットって行ってもサミュエルではない・・・。


お話はフランスの片田舎で、どうやら訳ありのヤバい車に乗っているシーンから始まる。
何やら犯罪の匂いのする車なんですが、案の定スペアタイヤの下には違法薬物らしき袋。
主人公のイギリス人青年ショーンは、車を乗り捨てて、やむなく袋をバックパックに詰め(なぜ捨てないんだ!)
ヒッチハイクで車から遠ざかろうとする。
やがてショーンはヒッチハイクで行きついた農場で、狩猟用の罠に脚を挟まれる。
激痛と喉の渇きに意識を失い、次に目を覚ますと農場の納屋の屋根裏だった。
脚に大怪我を負っているにもかかわらず、なぜか医者を呼ばずに
農場主の娘であるマティルドが治療。
そしてやたらとショーンに対して敵対的な農場主アルノー。
マティルドの妹グレートヒェンもなんかちょっと不審だし、
マティルドの子どもの父親は誰なのかも謎だし、
なにしろいわくつきな感じの農場で、ショーンは逃げてきたはずなのに
辿り着いた農場で囚われ人になったかの様な・・・。
むしろ農場の住人たちの方が囚われ人であることが、
読み進むと解ってくるわけですが・・・。
一方、ショーンのロンドンでの日々も語られる。
なぜ、ショーンはフランスに逃亡してきたのか。
あの車で、何があったのか。

なかなか面白かったんですが、ラストが結構バタバタとしてまして、
あわてて風呂敷を畳むような感じがして、ちょっと勿体ないかなと思ったのでした。
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