カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

百舌涼一「ウンメイト」

百舌涼一の「ウンメイト」を読んでみた。

主人公は表参道で働くSE。
休日出勤するために乗った半蔵門線でビッグウェーブに襲われる。
残念ながら便意のビッグウェーブの為、九段下で途中下車し、
最短距離でトイレに向かうが、何故か辿り着いた多目的トイレには
酔いつぶれた女性が寝ていた。しかも超絶美女。
理不尽にもイイ歳しておもらししてしまった主人公は、問答無用で「ゲーリー」と命名され、
ナタリーと名乗る美女の高級マンションでシャワーを(なにしろお漏らししたからね)借りる羽目に。
シャワーのお礼に「運命の人」を探す手伝いを命じられるゲーリー。
ナタリーは酒を飲むと、その間の記憶が一切なくなる「ノン・メモリー」なので、
行きつけのバーで、運命の人が現れても憶えていられない。
なので、ゲーリーに外部記憶装置として憶えておけとのご命令。
う~ん高飛車な女だなぁ。
なんだかんだで、ぶつぶつ云いながらもナタリーの指示に従うゲーリー。
バーには、随分と変わった人物たちがやってくるんですけど、ナタリーの運命の人は誰なのか。


一応ミステリーなんでしょうねぇ。
映画「レオン」からゲーリー(ゲイリー・オールドマン)とナタリー(ナタリー・ポートマン)は来ている訳です。
でもって、このレオンが後半に効いてくる。
「ノン・メモリー」も効果的。ちょっとご都合主義的だけれども。
わりと短めの章がトントンと続いて一挙に大団円に続きまして、長からず短からずで
けっこう面白かったのです。
なんかヘンリー・スレッサーの「怪盗ルビイ・マーチンスン」みたいな雰囲気だなぁ
と思って読んでたんですが、
読み終わると、ちょっと万城目学っぽい感じもするなぁと。
なにしろ気軽に読めて面白くおススメです。
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