カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

住野よる「また、同じ夢を見ていた」

住野よるの「また、同じ夢を見ていた」を読んでみた。

「君の膵臓をたべたい」でデビューした住野よる。2作目の単行本。

主人公は小学生(何年生かは出てこなかったと思うが、中学年くらいと思われる)の小柳菜ノ花。
菜ノ花は、ちぎれた尻尾の猫が友達で、近所に住む“アバズレさん”と、お菓子作りが得意な“おばあちゃん”
の二人を放課後に訪ねるのが日課。
アバズレさんとは、怪我をした猫を助けてもらって知りあう。
表札に“黒マジックで乱暴に書かれた文字”をみて、
菜ノ花が名前と勘違いして“アバズレ”さんと呼んでいる。
おばあちゃんとは、“ここらへんでは珍しい木の家がとても素敵に思えて”
“玄関をノックすると、笑顔の素敵なおばあちゃんが出てきてくれました”と、
とんでもなく危ない出会いですが、なにしろ知り合う。
さらに、アバズレさんもおばあちゃんも不在で、猫と一緒にいつもと違う道を歩いて廃墟を見つけ、
屋上でリストカットしている女子高生と知り合う。彼女の制服に「南」という刺繍があるので南さんと呼ぶ事にする。
南さんはリストカットを繰り返しているが、菜ノ花には理解できない。
南さんはノートに小説を書いていて、作家になりたいようだ。
そして学校では隣の席の桐生君。
桐生君は引っ込み思案で、授業中も絵を描いているくらいに絵が好きなんだけど、誰にも見せないようにしている。
そんな桐生君を、菜ノ花はやはり理解できずにいる。
ところが桐生君のお父さんが事件を起こしてしまい・・・。

デビュー作の「君の膵臓がたべたい」も、ちょっとですねぇ稚拙な部分が目立ったんですけど、
本作はそれがより顕著でして、読んでいていツッコミどころが多すぎて話に乗りにくい。
南さんが出てきた辺りで、アバズレさん・おばあちゃん・南さんの3人が何者か解るんですけど、
ちょっとあざといというか。
けっしてつまらなくはないし、イイ話なんだけど、アラがだいぶ目立つなぁ。
う~ん、普段本を読まない人にはこれくらいの解りやすさと云うのは魅力なのかもしれないけど、
僕としては喰いたいりないというか、2作目にしてレベル下がったなと云うのが正直な感想。
先にコッチを読んでいたら「君の膵臓をたべたい」は読まなかっただろうなぁ。
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