カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

宮部みゆき著「弧宿の人」

宮部みゆきの「弧宿の人」上下巻、新人物往来社です。

主人公は阿呆の「ほう」と云う名の女の子です。
色々事情がありまして、生まれ故郷の江戸から金毘羅参りにかこつけて
ていよく厄介払いされて四国までやってきますが、連れであったはずの女中までが
彼女を置き去りにして逐電してしまうところから始まります。
結局「ほう」は置き去りにされた丸亀の地で、藩の匙家(御典医ですね)に引き取られ、女中となりますが
慕っていた匙家のお嬢様に凶事が起こり「ほう」も渦中に放り込まれます。
丸亀藩には江戸から、幕府の元勘定奉行が流人として流されてくるのですが、
どうやら事件の背後には、この藩の一大事が複雑に絡み合っている模様。
元勘定奉行の「加賀様」は鬼であると云う噂が藩の上下を問わず囁かれます。

相変わらず面白いです。
やや、準主役級の登場人物たちの顛末が軽く描かれすぎな気もしますけど。
ストーリー優先で、登場人物たちを都合よく動かしすぎな気がしないでもないですね
そうは云っても、主人公である「ほう」が阿呆の呆から少しだけ成長して行くところは
とても気持ちが晴れ晴れとします。
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