カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

デニス・ジョンソン「ジーザス・サン」

デニス・ジョンソンの短編集。

11篇が収められています。
訳者あとがきにもありますが、この短編集の語り手(=主人公)は何度か「ファックヘッド(ド阿呆)」
と呼ばれているシーンがあるので、全話を通じて同一人物らしい。
訳者の柴田元幸氏は「一人の人間が地獄の底から這い上がってくる一種の成長小説」と書かれていますね。
う〜ん、地獄の底はちょっと大げさな気がしますがね、云いたい事は解りますけど。
ジャンキーが主人公のわりには読みやすく、さほど重たい感じも無いので初心者向けかな。
なんの初心者か解らんけど(笑)
個人的には「緊急」と云う短編が好かったな。
ERで働き始めた語り手は、薬品棚から薬をくすねてばかりいる雑役夫と仲良しに。
暇な夜勤で二人でラリっていたら、目の側に深々とナイフが刺さっている患者がやってきて。
当直の医師たちが慌てふためく中、何故か雑役夫はナイフを抜いちゃうんですけど・・・。

もっと他の作品を、出来れば長編を読んでみたい気がするな。
個人的には「ジーザス・サン」と云う題名をみて、
ニルヴァーナの「Jesus does't want me for a sunbeam」を思い浮かべたけど
こちらは“Jesus' Son”だね。ルー・リードの「ヘロイン」の歌詞
“目いっぱい薬やって イエスの息子みたいな気分の時”
から取ったタイトルだそうで。
「ヘロイン」好い曲だな。ルーの声も好いし。

そう云えば「ドラッグストア・カウボーイ」は89年かぁ、今調べたら。
この短編集は92年に原書刊行。「トレインスポッティング」は96年か。
ふーむ。悲惨さなら「トレイン〜」だけどなぁ。
「ドラッグ〜」はバロウズがチョビっとだけど出てるからお得。映画自体はイマイチだけど。
うん?何の話だっけか?

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