カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

ポール・シュレリー「妊娠したクマとザリガニの目」

動物もののエッセイです。

変なタイトルですよね。
作者の名前も知らなかったんですけど
白水社の「アメリカ ナチュラリスト傑作選」のなかにこのタイトルを見付けて
こりゃ面白そうだと読んでみました。

大変面白いです。そして興味深い。
文章も平易で読みやすいし、専門的になり過ぎない点も良い。
なにしろ作者の目線が「自宅の裏庭」の延長にある点が、大変良いと思う。
実物を観た事も無いハイイログマやエルクが
行った事も無いイエローストーン公園が
大変身近に感じられる。
作者が身近に感じた物を、そのまま読者も身近に感じられる。

1800年代初期にあるナチュラリストが
「腹に子を持つ雌グマを殺した者はいまだかつていない」
と書いているそうです。
なんでだと思います?
この本を読むと答えが解ります。読みたくなりませんか?

動物もののエッセイだとコンラート・ローレンツなんかが好きなんですけど
ポール・シュレリーもその中に加えたい。
でも、アマゾンで検索しても、この本しか邦訳がないみたい・・・・。

ちなみに、俺が気に入ったのは「奇妙なカップル」という章。
コヨーテとアナグマが野生の状態で、
なぜか仲良く二頭で歩いている姿が目撃される事が、よくあるんだそうです。
はたして、この二頭の間にどんな利害関係、もしくは友情があるのか?
ふふ〜ん、それも読んでのお楽しみですよ。
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