カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

ローレンス・ブロック「泥棒は哲学で解決する」

マット・スカダーシリーズでおなじみのローレンス・ブロックの
泥棒バーニーシリーズの4作目です。

古書店の店主にして泥棒紳士であるバーニーと、
その友人にしてプードル・ファクトリーにて働く犬の美容師キャロリン(レズビアン)は
キャロリンの聞きつけた情報をもとにコルキャノン夫妻の豪邸に盗みに入るが
なんとそこは既に他の泥棒に荒らされた後だった。
それでも、壁の隠し金庫から時価50万ドル以上と云われる世界に5枚しかないコインを手に入れ
馴染の故買屋エイベルのもとへ行く二人。
しかし何と翌日、コルキャノン夫人殺害の容疑で取り調べを受けるハメになるバーニー。
さらに追い打ちをかけるように、故買屋エイベルまでもが殺害されてしまった。
いったい犯人は誰なのか?コインの行方は?
バーニーのもとへ、コインをよこせと云う怪電話までが掛かってくるが・・・・。

相変わらず、洒落た気話が楽しい。オシャレじゃなくて洒落たって云う感じが素敵だ。
ローレンス・ブロックを読むとニュー・ヨークに行きたくなる。
NYが舞台の小説や映画は枚挙に暇がないが、こんなに行ってみたいと思わせるのは
ローレンス・ブロックの作品だけだ。
マットやTJ、エレイン、ミックたちが居るNYも魅力的だが
バーニーやキャロリンが住んでいるNYも素敵だ。
そんな二人が今回巻き込まれるのは、希少価値を持つコイン。
エイベルの過去や、バーニーの恋人デニーズなどの脇役も好い味を出している。
特にラストのデニーズには驚かされるけどね(笑)。
やや謎解きとしては弱いんだけど、そんなな事はどうでもよくなる楽しさ。
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