カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

三崎亜紀「コロヨシ!!」

三崎亜紀の「コロヨシ!!」を読んでみる。
ちなみに三崎亜紀の本を読むのは初めて。


「コロヨシ!!」とは、“この”日本に伝わる競技「掃除」開始時の発声。

なんかコッチの日本とは違う日本が舞台。
高校生の部活としてのみ行う事の許されている「掃除」なる競技が存在する日本。

800年前に西域から渡来人によって伝えられた競技「掃除」は、閉鎖政策(鎖国の事か)によって
西域・居留地とは違う日本独自の発展を遂げていた。
しかし敗戦後の占領政策により、「国技」と「掃除」は禁じられた。
やがて「掃除」は高校生の部活に限定された形で、国家の統制のもと復活。
なにやら、込み入った設定ですなぁ。

主人公は、祖父から(ちゃんと習った訳ではないけど)掃除を受け継いだ高校生。
去年の地区の新人戦で優勝し、現在は2年生の藤代だったが、どうしても消えない掃除への違和感に悩んでいた。
新人部員たちの指導をしながらも練習に励むが、エリート校の掃除を目の当たりにし挫折。
掃除のルールも知らないのでは?と部員たちから軽侮されている顧問から特訓を受け
謎の美少女高倉とも交流を深めて行く・・・。

ファンタジー仕立てのスポーツ青春物と云ったところか。
読み終わってビックリしたのは、この一冊は単なる序章らしいと云う事。
半分くらい読んだところで、随分と大風呂敷を広げたけど回収できるのかなと思ってたんですけど
ナルホド、まだ始まったばっかりなんだなと。
現在続編を連載中みたいです。
正直、この巻を読んだだけだとビミョーな感じ。
主人公藤代の疑問に誰も答えないでドンドン話が進むのがもどかしいと云うかイラつく。
み~んな、はぐらかして、説明不足でストーリーが進行。
続きがあると解って読んでいれば、いずれ解決されるであろう疑問も楽しみになるんでしょうが
これ一冊で完結なんだと思って読んでいた当方としては、なんか肩透かしと云うか。
世界観に関しても、三崎亜紀の他の著作を未読なので、ちょっと入って行くのに時間がかかったね。
登場人物たちもなぁ、訪先輩(西域からの留学生)以外は、どいつもこいつも好きになれなかった。

と云う事で、ちょっと苦手な感じかなぁ。
でも続きは読んでみたいと思う。じゃないと消化不良になりそうだ。


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三崎亜記 コロヨシ!!

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マロンカフェ 〜のんびり読書〜 2011-05-22 (Sun) 05:49