カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

宮部みゆき「長い長い殺人」

財布って取り換え時が解らない。
俺は結構ボロボロになっても気にしないと云うか
そろそろボロッちいから買い換えなさい、と家族に云われるまで気がつかないと云うか。
現金はモチロン、クレジットカードとか、色々と会員カードとか、ポイントカードとか入ってパンパンな財布。
皆さんの財布はどんな感じでしょうか?

宮部みゆきの「長い長い殺人」ですが、この小説の語り手は財布たち。
長編と云うか連作短編と云った方がいいのかな?
ある事件を巡って、各話の主要登場人物の財布が
財布の視点で持ち主の行動を語る。
財布なんで、あくまでも持ち主に連れて行かれる場所にしか行けないし
入ってくる会話も断片的。
刑事の財布
強請屋の財布
少年の財布
探偵の財布・・・・・
と次々と様々な立場の財布たちが自分たちの見聞きしたことを語っていきます。
最初は「?」って感じなんですけど、読み進んでいくとだんだんと中心点にある事件が浮かび上がっていく。
これが見事だ。
さすが宮部みゆきって感じですな。
お薦めの一冊です。

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コメント


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財布

財布に語らせるというのはユニークな発想でしたね
殺人が続く話は苦手なのですが、これは楽しんで読めました

こに | URL | 2011-09-17(Sat)13:17 [編集]


Re: 財布

語り手が地図って云うのも平山夢明でありますけれども、財布達が複数視点で語っていく。
そして、中心にある事件に焦点が絞られてい行くという宮部さんの腕前に感服ですね。

kurt13 | URL | 2011-09-17(Sat)20:29 [編集]


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宮部みゆき「長い長い殺人」

光文社文庫1999年6月 初版1刷発行2009年10月 55刷発行解説・日下三蔵390頁 ある殺人事件に関係する人たち、刑事、探偵、被害者、犯人などの財布が自分の主人の物語を語る、という趣向 ...

お花と読書と散歩、映画も好き 2011-09-17 (Sat) 13:15