カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

ジョージ・R・R・マーティン「フィーヴァードリーム」

1857年(ちなみに「トム・ソーヤーの冒険」は発表が1876年で、時代設定は1830年代)のセントルイス。
ミシシッピ川で破産寸前の船会社を経営するマーシュ・アブナー船長は一人の男と面会した。
その男ジョシュア・ヨークに指定された時間は、真夜中の零時過ぎ。
深夜のホテルのレストランで悠々と食事を摂る紳士然としたジョシュアは、白髪にも見える色の薄いブロンドで
まるで女のような手をしていて、肌の色は髪と同じに真っ白だった。

マーシュに対して、大量の資金を提供して、共同経営者になりたいと申し出るジョシュア。
ただし条件として、自分を船長にする事(ただし躁船は出来ないので、自分とマーシュの二人が船長)
昼間に自分の船室に入らない事、突然の停船命令などに逆らわない事、何も質問しないで自分を信じる事etc.
当然怪しむマーシュだったが、資金提供、そして新造船で蒸気船競争で一番になる夢をかなえる為に承諾する。
新造の大型高速蒸気船フィーヴァードリーム号でミシシッピ川を下りはじめるマーシュとジョシュア達。
ジョシュアにはある目的があるのだが・・・・。
一方、ブラッドマスター(血の支配者)として幾人もの吸血鬼を従えるダモン・ジュリアンの生活は破綻の危機に瀕していた。
吸血鬼として人間を家畜と呼ぶダモンと、ある秘薬の開発に成功したジョシュアの対決が迫る。

と云うわけで、幾百とあるであろう吸血鬼譚の一つなんですが、
ジョシュアとマーシュの関係、マーシュとダモンの手下であるビリーの関係と意外と人間模様と吸血鬼模様が複雑で読み応えあり。
なかなか面白かったな。ジョージ・R・R・マーティンはハズレが少ないね。
ラストシーンが良かったな。
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