カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

クリフォード・D・シマック「中継ステーション」

シマックの「中継ステーション」1963年の作品。
シマックの作品を読むのは初めて。
一応この作品はヒューゴー賞受賞作ですね。

なんと云うか不思議な雰囲気のSFでした。
別に奇を衒った作品という訳ではないんです。でも、少し不思議なSF。

1840年生まれで124歳なのに(という事は1964年が舞台な訳だ)、30歳にしか見えない男がいる。
名前はイノック。リンカーンが募った最初の志願兵の一人として登録されている男。
ウィスコンシン州の開拓時代そのままの暮らしをしている荒れ地に一人で住んでいる。
人とかかわらず、まったく目立たず暮らしているイノックだったが
124歳という事でCIAに目をつけられてしまう。
しかしCIAが幾ら見張っていても、124歳のわりに(笑)若くみえる以外は何も異常な点は見当たらない。
郵便物を取りに毎日1時間、散歩がてらにライフル片手に出かける以外はまったく世間と没交渉。
しかししかし、イノックの自宅が・・・・・・。
ま、タイトルにもなっていますからネタばれにはならんでしょう。
彼の家は中継ステーションになっているんですよ。
宇宙人達の。
っていうか、銀河中央本部が設置した中継ステーションなんですね。
イノックはもちろん地球人なんですが、100年ほど前に中継ステーションの管理人になっちゃったんです。

設定が面白いでしょ?

あれ、下書きのつもりだったんだけど、うpしてしまった。
え~っと続きです。

ストーリーは中継ステーションであるイノックの家周辺でのみ展開。
面白そうなガジェットが出てくるものの、特に深い説明もなく、淡々と話が進んでいく。
「うわー、面白い」って感じではないんですけど、なんとなく話にひき込まれていくというか。
なんて云うんでしょうか、SFなのに美味い蕎麦を食べているような枯淡の味わいって云うんでしょうか。
最後の大団円も描き過ぎないで、スッと終わらせるところも好感。
気に入りました。
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