カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

映画「幻魔大戦」を観てみた。

1983年公開のアニメ映画「幻魔大戦」を久しぶりに観てみた。
公開当時に劇場で観て以来なので29年ぶりですか。
ちなみに、原作はマンガも小説も読んでいない。
ところがこの原作がかなりめんどくさい状況にある訳だ。
Wikiを参考にして書くと
1967年、少年マガジンに平井和正といずみ・あすか(石森章太郎=石ノ森章太郎の別名)の2人が原作、
作画は石森章太郎という名義でマンガとしてスタート。やがて打ち切り。
その後、71年にSFマガジンに小説とマンガと云う形式で「新幻魔大戦」として再開。
ただしマガジン版とは時間軸等も異なる話。やはり中断。
78年には平井は「真幻魔大戦」、石森は「幻魔大戦」として小説とマンガ別々に展開。
しかしどちらも途中で・・・・。etc.
と、成り立ちからしてメンドクサイ。
83年に映画化されるにあたって、映画オリジナルの結末で1作で完結するアニメにした訳ですが
どこまで原作に忠実なのかは小説版もマンガ版も読んでいない私には解らない。

えーっと、大まかなストーリーはですね
「幻魔」と呼ばれる種族?が10億年前から全宇宙の破壊を目論んでいるみたいなんですが、
今までも宇宙の多くの惑星文明が滅ぼされてきたと。幻魔は純粋な破壊者なんだと。
その生き残りである「ベガ」と云う名のサイボーグ戦士と、思念だけになってしまった「フロイ」が
とうとう幻魔に狙われてしまった地球でですね、超能力戦士を集めて幻魔を倒そうと。
そういう感じの話です。
スッゴク面白そうじゃないですか。ね?

ところが、正直この映画版だけ観ていると訳が解らない。スケールがデカ過ぎて収拾がつかない感じ。
オープニングでは長々と女占い師による説明シーンが続くが、退屈な上に解り難い。
変な演出を付けずに、ナレーションでも字幕でもいいからシッカリと世界観を説明しちゃえばいいのに。
フロイとルナの会話になるとそれなりに面白くなってくるんだけど、
やはり説明の為のセリフがだらだらとしている上に結構強引な展開で、ルナはそれで納得なのか?って思う。
続いて日本の平凡な高校生の日常シーンへ。
主人公の高校生東丈はどうやら本人も知らないスゴイ能力を持っているようなんですが、
これが手間が掛かる子で。ルナとベガの2人でちゃんと話もせずに能力を発現させようと追いこむ。
なんでそんな変な手段をとるのか正直理解しがたい。
中盤以降は何の説明も無く新メンバーが登場し、
幻魔の仕業なのか東京も壊滅してみたりするので「なんで?いつの間に?」と思わざるを得ない。
端折っているのか、もともとその辺には重点を置くつもりが無くて、丈たちと幻魔の闘いに早く突入したいのか?
後半は幻魔と丈たちの闘いになって・・・。

キャラデザインは大友克洋、音楽監督はキース・エマーソン、監督はりん・たろう。
豪華なメンバーの割には冴えない感想しか持てない最大の要因は脚本にあるんじゃないかと。
人物造形も東丈以外はかなりぞんざいで(と云うかほとんど描かれない)、リアリティが無い。
アストラルボディとか突然出てきて理解出来るのかね・・・・・。
凄い説明的なセリフなのに説明がまったく足りないんだよねぇ・・・。
劇中の音楽もあまり場面に合っていない気がする。
作画的には今観てもカッコいいところがあるし、勿体ない気がする。
脚本さえ良ければもっと面白い作品に出来たんじゃないかと。

「一切の破壊。大宇宙に存在するあらゆるものの完全なる絶滅」
って云われても、幻魔は何がしたいのかさっぱり解らないねぇ。
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