カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

「ザ・ストレイン」ギレルモ・デル・トロ&チャック・ホーガン

「ザ・ストレイン THE STRAIN」を読んでみた。
作者はギレルモ・デル・トロとチャック・ホーガン。
ギレルモ・デル・トロは映画監督としての方が有名ですが、一作も観ていない。
wikiによると大友克洋の「童夢」の映画化を企画していたらしいが頓挫したらしい。
「童夢」の映画化!でも頓挫!なるほど。
相方のチャック・ホーガンはスティーヴン・キングやディーン・R・クーンツに絶賛されたと
訳者(大森望だ!)あとがきにあるので実力があるんだろうが、これまた読んだことがない作家だ。

2010年9月、ニュー・ヨークのJFK国際空港に着陸したボーイング777型機。
何の異常もなく着陸した同機は、何故か誘導路で停止。
近づいてみると、エンジンはもちろんのこと、全ての電源が落とされていた。
機内には乗員乗客が合わせて210名。しかし、携帯電話からの発信すら無い異常な状態。
テロかと大騒動になり機内に突入してみると、たった4名の生存者を残して
なぜか乗客たちは“ただ”死んでいたのだった。
機内は銃撃はもちろん、有毒ガスや薬物の痕跡も一切なく、乗客たちもまったく苦しんだりした様子も無い。
CDC疾病対策センターのカナリア・プロジェクトのリーダーであるイーフが調査に乗り出すが
まったく異常が見当たらないのにもかかわらず、人々が死亡しているという“異常”に戸惑う。
死体には一切の腐敗の兆候が無い(これも異常だ)事もイーフには解せない。

一方、全米でもトップクラスの大富豪エルドリッチ・パーマーは、この事件を待っていたのだが、
果たして何をたくらんでいるのか。
そして、この時を待っていた人物がもう一人、ニュー・ヨークの質屋の老店主であるセトラキアンだ。
彼は幼かった頃に祖母から聞かされたある者に、第二次世界大戦中トレブリンカ強制収容所で出会っていた。
それ以来復讐の時を待っていたのだが。


ストレインとは菌株のことらしい。
SFとホラーを上手に混ぜてあって、非常に(良くも悪くも)映画的な小説である。
いわゆるジェットコースタームーヴィー的に飽きさせない。
う~む、両者の対決は・・・・って1巻で終わりじゃないのかよ!
3部作なのか・・・。

紫外線が大敵で、ニンニクとか十字架はまったく無意味と、
吸血鬼の設定に新機軸を持ちこんでいてナカナカ面白い。
でもこれじゃほとんどゾンビなんじゃないかと・・・。


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