カートの本と音楽の(PUNKな)日々2

スティーヴン・キング「1922」

スティーヴン・キングの「1922」を読んでみた。
4編の作品を収録した「Full Dark,No Stars」の内、
「1922」と「公正な取引」の2編を収録している。

表題作「1922」は短めの長編といった分量で、1922年のアメリカの田舎町が舞台。
農場主ウィルフレッドが自分の過去を手紙に綴る。
農場を売る売らないで妻と揉めるウィルフレッドは、1人息子を巻き込む形で解決策を見出すんですが
コレが、不幸というか、崩壊の始まりで。
どんどん坂を転がり落ちるように崩壊していくウィルフレッドの人生。
当然、巻き込まれた息子ヘンリーも転落の一途をたどる。
読んでいて辛い話です。ボニーとクライドというか・・・。

やや短めの「公正な取引」の主人公ストリーターは癌だと診断された。
余命幾ばくもなく、たびたび嘔吐の発作にも見舞われる。
たまたま嘔吐しようと車を停めたところ、目についたのは「公正な延長」という看板。
「延長」って?
店主のエルビッド(ELVID)は対価と引き換えに、「公正な延長」を売ると云う。
何でも延長できるが、お前には寿命の延長を売ってやると云う。
お代は金。
そしてもう一つ、「延長した分」の「重さ」を押しつける、お前の憎んでいる相手を指名しろと。
ストリーターの選んだのは小学校時代からの親友。
はたして、本当に「延長」されるのか・・・・。

どちらも面白かったんですが、「公正な取引」の方が好みかな。

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